恐怖の水漏れ

奥さんとルーブル美術館にでかけようとしたら、なんと天井から水が!


隣の部屋をノックしても、上の階をノックしても誰も出てこない!その間にも水はどんどんその量を増し、だんだん雨のようになってくる!しかも日曜なので管理人さんもいない(しかもこういう時に限ってエレベータも止まっている!!!)!


そこで、先日御挨拶した斜め向かいの品の良いおばあさんに助けを求めることに。ブザーをならすと、そのおばあさんが登場。居てくれてよかった…と思いながらボンジュールと握手をして、とりあえず我々の部屋に来てもらうことに。するとおばあさんも、あらら!(フランスの人はよく、「ウーララー」みたいに言う、ジェロニモではない)と言って、自分の部屋から消防署に電話を掛けてくれました。その部屋から、娘と思われる英語の達者な女性も登場し、とても救われた思いでした。そもそも、水漏れのときに消防署という発想も浮かびませんでした。


そして数分後に消防士到着。見た目はそんなにやる気もなさそうでしたが、いろいろ調べてくれて、上の階の人が近所のアイリッシュパブで働いているという情報をゲットし、彼を連れてきてくれました。彼が鍵を開けて部屋に入ると、どうやら洗濯機が壊れて、水浸しになっていたようです。消防士が水道栓をしめてくれて、とりあえず水漏れの原因は断ち切られました。


その後、家主さんに部屋の状況を見てもらい、上の階の人と話してもらいました。幸いにも、我々の持ち物は全く被害がなかったので、特に面倒なことにはならなそうです。よい見方をすれば、今回の事件のおかげで、周囲の人たちと親しくなれた(みんな結構野次馬好きで部屋から出てきた)ので、貴重な経験だったといえるでしょう。あとでお世話になった方々にはお菓子をもっていく予定です。