D論公聴会&パーティ

今日はお向かいのマーク・ギャベ先生の学生のD論公聴会がありました。


例のごとく家族も参加していて、ビデオカメラも回していました。終了後少ししてから、パスカル先生に誘われて、お祝いパーティに顔を出しました。するとなんと生まれたての赤ちゃんが!部屋で研究していると、たまに赤ちゃんの声が聞こえることがありましたが、この子だったのでしょうか。赤ちゃんを抱いていたお母さんは多分研究者だと思いますが、研究所に連れてくるとはさすが…。赤ちゃんは、見慣れない顔だなと思ったのかじーっとこちらを見つめて怪訝な顔をしていました。「坊やのお名前は?」と聞くとコム君だそうです(もちろん母親が答えた)。


その後フレデリックさんから、日本でもこういうパーティをやるのかとか、ドクターを取る人はどのくらいいるかとか聞かれ、最終的にはドクター取得後の企業への就職の話になりました。ヨーロッパではドクターが企業へ就職するのは珍しくないと思っていたけれど、フランスでは、就職を希望する人はそもそも研究職とは別コース(エコール・ポリテクニーク)に進むので、ほとんどいないとのこと。しかし例えばドイツでは、僕のイメージ通りドクターの企業への就職はよくあることらしいです。日本ではまだ珍しいですよね。でも今後は、ポスドク問題が落ち着くまでは増えていくのかもしれません。その後、マリー・キュリー奨学金で来ているスペイン人学生と知り合い、音楽のことなどいろいろお話ししました。


こういうパーティは、新しい人と出会うきっかけの場としての役割も果たしています。