懐かしの場所

今日はお休みを頂いて、昨日到着した友人とパリを回りました。


実は、初めての海外旅行がパリでした。その時は、所属していた合唱団でバッハのロ短調ミサを歌う演奏旅行だったのですが、何せかなり昔のことなので、泊まったホテルや歌った場所(ユネスコホール)など、ほとんど記憶がありません。その演奏旅行には友人も参加したので、彼とそういった懐かしの場所を探してみることになりました。


ユネスコホールに関しては、友人が事前に場所をチェックしてくれていたのですぐに見つかりました。問題は、泊まったホテルです。しかし、見覚えのある高架橋などの風景を手がかりに歩いた結果、友人がすぐに気がついて簡単に見つけることができました。いざその場所に行ってみると、いろいろな記憶が蘇るのが嬉しいです。友人が来なければ、行くこともなかった懐かしい場所を訪れることができてよかったです。


その後、エッフェル塔のてっぺんまで登ったり(とても怖かった)、モノプリで友人のお土産を選ぶなどして過ごし、夜にはマドレーヌ寺院で行われるペンデレツキ(現代作曲家)の演奏会へ向かいました。有名なクルト・マズーアによる指揮で、オーケストラや合唱、そしてソリストもいるにも関わらず、入場無料!こんなのが無料で聴けるとは…と興奮しながらふたりで会場に着いたときには、すでに長蛇の列ができていました。それでも並んでみましたが、あと少しというところで、「もういっぱいです!」という会場担当者の声…。残念でしたが、計画を変更して少し早めに食事をすることにしました。


夕食は、オテル・ド・ヴィル界隈のフレンチレストランでとりました。折角だから、ということでちゃんと前菜、メイン、そしてデザートまできっちり頂きました。僕はメインまでで既に満腹なところに、デザートとしてチーズ盛り合わせを頼んだため、かなりおなかいっぱいになりました。


友人が訪ねてくれたおかげで、思わぬ場所にも行くことができて、とても楽しい一日でした。