出会い

ガレット・デ・ロワ!

今日は午後に研究所の所長によるお話を聴き、夜に奥さんの友人たちと食事をしました。


所長のお話は、去年から今年にかけて人をどのくらい雇ったとか、予算がどうだとか、そういう研究所の運営に関するものでした。事務方もみんな聴きに来ていました。質問タイムにもパスカル先生を始めとして熱心な質問が沢山飛び、さすが議論好きな国民…と感心してしまいました。その後、講堂前のホールに「ガレット・デ・ロワ」というパイが用意してあり、ひと切れ選んで食べ、中に人形が入っていたら王冠をもらえるという行事がありました(というより、これが目当てで行った)。実際にはみんなただムシャムシャ食べて、「あ、入ってた」くらいのものでしたが。残念ながら僕は当たりませんでした。


食べながら、以前アニュさんのお宅で知り合った日本語に興味のある学生と話をしていたら、彼が僕も知っているチャビルさんについて研究していることが判明。するとそこにチャビルさん(王冠当たった)が現れ、話し始めてびっくり!なんと日本語がペラペラでした。あいさつ程度が出来るのは知っていましたが、こんなに喋れるとは知らなかった!RER沿いに日本語を教えてくれるところがあってそこで勉強して、その後1年ちょっと日本にいたとのこと。セ・マニフィーク!


夜は、奥さんのロンドン時代の友人たちと食事。気さくな人達で、初対面なのに気を遣わずに話すことが出来て楽しかったです。特に、フランス人ってこういう風に考えているんじゃないかな、という自分の推測を、フランス人に直接確認することが出来ていい機会でした。というのも、僕のフランス人に対する印象のひとつは、政治的、歴史的、民族的な比較的「重い」話題でも、笑いに変えてサラッと喋ってしまう人達だということです。そういう気質は時に他国民からの誤解を招くのだけれども、本当に彼らには悪気はない、というのがポイントのような気がしています。それを確認できたという意味です。やっぱり分かりづらいかな。


なんにせよ、とても面白い一日でした。