MON VOISIN TOTORO

素敵な映画館

今日は午前中に、ヴァンブにある蚤の市に行き、中華街でお昼を食べ、夜にはリュクサンブールの映画館へ「となりのトトロ」(日本語版!)を見に行きました。


先日の「平成狸合戦ぽんぽこ」同様、外国でみる日本映画はなかなかよいものです。これはパスカル先生も同意見だったのですが、外国で自分の国の映画を観ると、自国で観たときとは大分違う印象を受けます。もちろん、となりのトトロは小学生の時から大好きで、映画の音声が入った2枚組みのCDまで持っているほどですが、今回は意外な場面が心の琴線に触れて自分でも驚きました。例えば、大雨の中カンタがサツキとメイに黙って傘を差し出すシーンなど、「なんて日本男児な!」とか「これぞダンディズム!」とか感極まってウルウルきてしまいました。僕が改めて言うまでもありませんが、とにかく素晴らしい作品ですね。


ところでフランスで日本映画を観ていると、まるで自分がそれを作った人間かのように、フランス人のリアクションが気になるのが自分でもおかしいです。面白いところでちゃんと周りが笑うと、よしよしと勝手に満足してしまいます。


映画館もこじんまりしていて、子供達が描いたトトロの絵が貼ってあったりして素敵なところでした。始まる前には、受付のお兄さんと女性客が、宮崎映画について熱く語り合っていて良かったです。