グルノーブル1日目

グルノーブルに到着

今日明日と、セミナー&議論をしにグルノーブルの研究所を訪問します。


利用するのは初めてのリヨン駅が始発だったので早めに家を出ましたが、全く問題なく予定通りグルノーブルまで着くことができました。親切にも、訪問先の先生がグルノーブル駅まで迎えに来て下さいました。お会いするのは初めてでしたが、ホームページで顔写真をチェックしていたのですぐに分かりました。


研究所に着いて、すぐにその先生と議論開始。自分の研究についていくつか説明しました。お昼になったので理論メンバー数名と食べに行き、午後はSTMの実験家を紹介して頂いて、彼の研究について議論しました。この研究所では、僕の関連分野に取り組んでいる研究者が沢山いるので楽しいです。また、論文で名前を知っている人達に直接会って議論をするのは興奮するものです。2時からは僕のセミナーでしたが、盛んに質問して頂いて有意義でした。なかなかこれだけいろいろ質問して頂けることはありません。セミナー後、同じテーマに興味を持っているメランさんと議論。最近僕がその結論に疑問を抱いている実験に関して自分の意見を述べると、意外にもあっさりと同意してもらえました(控えめな感じではありましたが)。彼の最近の研究に関しても説明して頂いて、気がつくと6時過ぎに。明日も時間はたっぷりとあるので、訪問先の先生に中心部にあるホテルまで案内して頂きました。


夜はひとりでぶらぶら。特に下調べもせずに来たので、川沿いを散歩してました。花束をもった男性がちらほらいるなと思ったら、なんと今日はヴァレンタインデーだったのですな!どこかのレストランでは、ハート型に切った紙がテーブルの上に散らされていて綺麗でした。僕はとりあえずマックで簡単にすませ(泣)、どこかでビールでも飲んでホテルに戻ろうとウロウロしました。すると、道端に場末の飲み屋が!ちょうど良いと思って中に入ると、ビールを飲みながらトランプに興じるオヤジ達の視線が僕に一斉に向けられました。日本のこじんまりとした居酒屋に、突然フランス人がひとりで現れたようなものでしょうか。こんばんわと言われたので僕もあいさつをして、店の人はどこかなと思ったら、そのトランプオヤジの一人が店のオヤジでした。安いビールを注文して、ひとりでボーっと飲んでいました。実は、こんなのが僕の夢のひとつでした。地元のちょいダメオヤジ達が集まる場末のバー。そこにひとり、まるで地元の人間のように(は決して見えないが)静かにワンパイントのビールを飲む…。明日も早いので適当なところで切り上げ、ホテルに戻りました。シンプルで清潔なホテルで、快適に過ごすことができました。


明日の議論も楽しみです。