ピカソ&リゴレット

幕間の風景

今日は昼にピカソ美術館に行き、夜はバスティーユで「リゴレット」を観ました。


ピカソ美術館では、「ピカソ」と言われて頭に浮かべるイメージとは全く異なる彼の作品に触れることができました。ピカソの幻想的な絵がとても好きになりました。


リゴレットは、オケピットのすぐ近くで真ん中という、とても迫力のある位置で観ることができました。全体的にとてもよかったですが、特にリゴレット役の歌手の演技が素晴らしかったです。声自体はあまりピントが合っていない感じなのですが、その演技のおかげで劇にのめり込むことができました。ジルダはかなり声のクセが強かったですが、「慕わしき人の名は」の超絶技巧など決めるところはきちんと決めてくれました。マントーヴァ公爵に関しては声量も華やかさもいまいちでしたが、そこそこには良かったです。しかし「女心の歌」を歌い終わった直後に、タイミングのよい大きなブーが一発飛んでビックリしました。僕の感覚では、確かに興奮は全くしない歌だったけれども、ブーイングをするほどはひどくなかったように思えます。その他では、スパラフチーノ役の歌手の動作が多少奇妙でしたが、声は安定していてとても良かったです。


フランスにいる間に4回もオペラを観ることができました。快く、というよりもむしろ積極的に支援してくれた奥さんに感謝感謝です。